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 そもそもやげん堀の七味唐辛子とは
由緒いわれ故事来歴がございます。
今を去ること三百有余年前・・・
かの徳川の御名君と謳われた
三代将軍家光公の御時代は
寛永二年長月
菊の御宴のみきりに
将軍家に献上奉りますれば
ことのほかの御感に入り
徳川の徳の字を賜って
山徳の商標を付ける事と相成りました。

 やげん堀の七味唐辛子とは
何が入っているかと申しますと
まず最初に取り合わせまするは
武州川越の名産で黒胡麻
次は紀州有田名産でみかんの粉
江戸内藤新宿は八ツ房の焼き唐辛子
四国へ参りまして高松の国は唐辛子の粉

東海道を上りまして静岡は浅倉の粉山椒
大和のけしの実
野州日光の名産で麻の実
七色が七色ともに香り
大辛・中辛・小辛に辛ぬき
何しおう、お江戸のやげん堀
家伝で合わす七色は
世の皆様のお好みに
叶う元祖の匙加減
お江戸のやげん堀の出張販売でございます。

江戸時代のやげん堀イメージ